オックー@漢方(中医学)+鍼灸

薬剤師・鍼灸師・国際中医師A級のオックーが基本、中医学について書いています。

季節と体調の関わり

二十四節気の処暑から霜降の脈象について(秋)

難経と言う鍼灸の古典には季節によって出やすい脈の状態が書かれています 七難との部分ですがそれには 二十四節気の処暑から霜降の時期は太陰の気が盛んになり 脈象で緊大長が現れるとあります 処暑から霜降とは年によって日は多少ずれるのですが 今年2020年…

二十四節気の夏至から処暑の脈象について(真夏)

難経と言う鍼灸の古典には季節によって出やすい脈の状態が書かれています 七難との部分ですがそれには 二十四節気の夏至から処暑の時期は太陽の気が盛んになり 脈象で浮大長が現れるとあります 夏至から処暑とは年によって日は多少ずれるのですが 今年2020年…

二十四節気の穀雨から夏至の脈象について(初夏)

難経と言う鍼灸の古典には季節によって出やすい脈の状態が書かれています 七難との部分ですがそれには 二十四節気の穀雨から夏至の時期は陽明の気が盛んになり 脈象では浮大短が現れるとあります 穀雨から夏至とは年によって日は多少ずれるのですが 今年2020…

二十四節気の雨水から穀雨の脈象について(春)

難経と言う鍼灸の古典には季節によって出やすい脈の状態が書かれています 七難との部分ですがそれには 二十四節気の雨水から穀雨の時期は少陽の気が盛んになり 脈象では大になったり小になったり短になったり長になったりするとあります 雨水から穀雨とは年…

二十四節気の冬至から雨水の脈象について(真冬)

難経と言う鍼灸の古典には季節によって出やすい脈の状態が書かれています 七難との部分ですがそれには 二十四節気の冬至から雨水の時期は厥陰の気が盛んになり 脈象では沈短敦が現れるとあります。 冬至から雨水とは年によって日は多少ずれるのですが 今年20…

二十四節気の霜降から冬至の脈象について(冬)

少陰とは心・腎のこと身体の上下のバランスに大切な臓ですね上熱下寒に気をつけないといけない時期なのかもしれませんね。#中医学 #漢方 #鍼灸 https://t.co/KQA9vQ8PvW— オックー@漢方(中医学)+鍼灸 #コサカ薬局堀之内店 (@okukatu42) 2020年10月23日 この…

急に涼しくなる時の養生について

地域によっては急激に涼しくなっているかと思います。 尿量は増えていますか? 増えていなければこの寒暖差について行けていないかもしれません。 暑さに対応するため増やした体液をスムーズに減らせないと浮腫ますし血圧が上がることもあります。 西洋医学…

夏バテを中医学で考える

このところ暑い日が続いているので夏バテしてしまっている人も多いかと思います。 だるくなってしまったり、食欲が落ちて温かいものを食べると汗が噴き出す、そうめんなどのさっぱりしたものしか食べれないなどなど ですがこれは対応を誤るとますます悪化す…

身体は季節の影響を受けやすい(冬)

東洋医学に五季という考えがあります肝心脾肺腎それぞれの不調が出やすい季節のことです。肝→春心→夏脾→長夏(日本では梅雨)土用肺→秋腎→冬今回は腎について書きます。 腎とは体の一番下にあり(場所的に最も陰) 体の全ての潤いを統括する臓器(機能的にも最…

身体は季節の影響を受けやすい(秋)

東洋医学に五季という考えがあります肝心脾肺腎それぞれの不調が出やすい季節のことです。肝→春心→夏脾→長夏(日本では梅雨)土用肺→秋腎→冬今回は肺について書きます。 一般的には肺と言うと呼吸をする臓腑とのイメージが強いと思いますが、 東洋医学で言う肺…

身体は季節の影響を受けやすい(梅雨・土用)

東洋医学に五季という考えがあります 肝心脾肺腎それぞれの不調が出やすい季節のことです。 肝→春 心→夏 脾→長夏(日本では梅雨)土用 肺→秋 腎→冬 今回は脾について書きます。 脾と言いますと何をする臓腑なのかイメージしにくい人もいるかと思います。 一言…

身体は季節の影響を受けやすい(夏)

東洋医学に五季という考えがあります 肝心脾肺腎それぞれの不調が出やすい季節のことです。 肝→春 心→夏 脾→長夏(日本では梅雨)土用 肺→秋 腎→冬 今回は心について書きます。 本来夏という季節は春に徐々に暑さに慣れてきて落ち着いた時であると考えられます…

身体は季節の影響を受けやすい(春)

東洋医学に五季という考えがあります 肝心脾肺腎それぞれの不調が出やすい季節のことです。 肝→春 心→夏 脾→長夏(日本では梅雨)土用 肺→秋 腎→冬 まずは春に関して書きます。 春は急激に暖かくなります→陽が増す 陰陽のバランスを取るため必要な血・津液(陰)…