西洋的病名を中医学で考える
一般に心因性疼痛と呼ばれるものは中医学で肺・肝・脾・経絡の関係で考えるとイロイロなアプローチが出来るとの話しをさせて頂きました。ご本人の体験もある話しなのでより納得してもらえたと思います。#心因性疼痛 #中医学 #漢方 #鍼灸 https://t.co/jx3wer…
このある病気とは偏頭痛のことなんです そして第2位の原因とは強い光 とのことでした番組中ではこれらの原因を避けるのが一番効果的とのお話でしたが 中医学的に偏頭痛を考えるとどうなるのでしょうか? 偏頭痛という名前が表すように頭の片側側面が痛くなる…
まずは陰陽で考えると 陰とは実体があり物を生み出したりする力のあるもの 陽とは動きや情報、エネルギー と考えますから ウイルスは最も陽な生き物 情報だけの存在で自分で自分を増やすことが出来ず 宿主(陰)に自分を増やしてもらうから 陽は陰を消耗する …
睡眠時無呼吸症候群のある人は夜間頻尿も併発するのが知られています 西洋的には 無呼吸⇒心臓に負担がかかる⇒循環血液量を減らそうとして利尿ホルモン が出る⇒頻尿になる と考えられるようですが、中医学で考えた場合どのようなつながりが考えられるのでしょ…
東洋医学で大事にされる脈診ですが 西洋医学で考えた時に近いことをしているものっていうのは血圧計だと思いませんか? では血圧計の情報東洋医学に応用できるのではと考えましょう chinese-medicine.hateblo.jp ここでかいた脈診で確認してること 血管壁の…
過活動性膀胱に骨盤底筋訓練が有効なのは臨床上でも分かっていることですが 中医学的に考えた時にこれがなぜ効果的なのかについて考察していこうかと思います。 この訓練が有効なのは特に女性の方です。 どちらかと言うと年齢を重ねると女性は排尿の問題とし…
泌尿器疾患と言うと膀胱に症状が出ることが多いので 五臓で言うと腎だと考えてしまうことが多いと思います。 ですが膀胱につながりのある五臓を考えていくと、 五臓すべてがつながることに気付くかと思います。 腎 まずは膀胱と表裏の関係にある腎ですね。 …
低気圧が近づいたときなどに頭痛やめまい関節の痛みなどを生じる方がいるのを気象病と言います。 では低気圧が近づいた時に変わる環境とはどういったものかを考える必要があります。 気圧が下がるわけですから 体の周りに加圧スーツのようにぴったりとまとわ…
【漢方.jp】自律神経失調症時に長期内服できる漢方薬は?【新見正則が解説】 ここから書くのは漢方には様々な考えがあるので、私なりの考えとみていただければ幸いです。 私の考えではこの動画は突っ込みどころが満載で、こういったことによって漢方が効かな…
花粉症の話でも書いたのですが chinese-medicine.hateblo.jp アレルギーの原因物質が身体の中に継続的に侵入するのが アレルギーになる最大の要因です。 これは食品アレルギーでも同様で脾虚*1で食品や漢方薬、西洋薬などを取り続けると、アレルギーの問題に…
抗生物質での治療を中医学で考えると?— オックー@漢方(中医学)+鍼灸 #オックー中医学勉強会 (@okukatu42) 2020年9月24日 chinese-medicine.hateblo.jp 抗生物質での治療は中医学では標治・本治どちらにあたるのか考察します。 病気の原因と症状で考えると …
実家に少し帰省しているのですが 親の友達がコロナが流行りだしてから外に出歩かなくなり 足腰が悪くなって今度手術をするとの話が数件さらには コロナの関係で手術のみでリハビリが出来ないとの驚きの内容 私の私見ですが整形外科の手術の多くはリハビリと…
現代人は無意識に口呼吸になっている人が多いです 人間以外の動物は激しい運動をしても基本、鼻呼吸をしています。 競馬の馬が鼻息荒げているのみれば分かりますね。 人間は話をすることが多いので舌のポジションが本来の場合でない 下顎にべったりとついて…
高血圧の方のふくらはぎを触るととても固いことが多く この緊張を緩めると血圧が下がることも多い。 西洋医学的には下肢の大きな筋肉と大静脈の弁の作用により 下半身の血液を上に上げ心臓の負担を減らすなどすることが良いと言われています。 東洋医学的に…
五十肩とはどのようなものかはこちらのブログが分かりやすいのでおススメです。 【五十肩とともに生きる:その1】発症要因から予防策を見いだす - すなおのひろば とても分かりやすくまとめられており、鍼灸師として一般の方に説明するのにも役立ちます。 2…
起立性低血圧のお子様に 病院からミネラルと水分の摂取をススメられているとの話を聞き一つのアプローチとしては良いのかもしれないが、 もっと中医学ならアプローチの幅は広いなと思ったので書かせていただきます。 中医学には低血圧との概念はありません。…
よく普段は血圧問題ないんだけど 病院でドクターの前だと血圧が上がるんです。 とよく耳にします。 こんなタイプの人への対応はどうすべきなのでしょう 普段は血圧が低いので問題ない? 血圧が高い時もあるので下げるべき? 病院での対応としてはベンゾジア…
高血圧についてはよく正常値をどう考えるのかがよく論議になっていますが、 中医学の観点で考えると数値にこだわるより何故血圧が高くなっているかを考える方が大切だと言えます。 原因として大きく捉えると 邪実と正虚が考えられます。 邪実 要らない物が多…
足むずむず症候群(レストレスレッグス症候群) は病院で診断されても現在のところしっかりした原因が不明の病気で じっとした姿勢や横になったりしていると主に下肢の部分に違和感や虫が這いまわる感じなど様々な不快感を感じ足をじっとしていることが出来…
排尿障害のあると言う男性 病院では触診ではそこまで前立腺が肥大している様子はないが 他に原因が見つからないので前立腺肥大の薬が処方されたが 全く改善しないので何か良い方法はないかとのこと 話を聞いてみると前立腺肥大としては疑問点が多い 時間帯な…
一言に不眠症といっても 寝つきの悪い方、寝れても途中で目が覚める方、寝てはいるが昼間に眠気が残っている方など様々です。 まずは患者さんにの訴えがどれに該当するのかの確認は必要です。 日中の眠気であればまず本当に必要な睡眠時間が取れているかの確…
男性不妊は精子の質の問題のパターン 勃起障害や射精障害 のパターン の二つに大別できます。 実はこの二つには中医学的には共通点も多く 両方に問題のある方が多くいるのも事実 一つの大きな問題は近年の晩婚化にあります 女性は7の倍数 男性は8の倍数 で年…
PMS・生理痛・過多月経などの治療にピルが使われる事が多くあります。 これを中医学で考えると 辛い症状が出ていている時には 辛い症状を抑える標治を重視するとの考えがあります。 ですので生理そのものを抑える ピルなどの治療も標治とも捉えることができ…
中医学では寝汗*1のことを 盗汗と言います。 盗汗は衛虚・陰虚・湿熱などで起こると言われますが 体の中で起こっていることを知ればより細かなアプローチが出来るので 西洋医学的知見も加えながら解説したいと思います。 そもそも寝ていて一番人間として熱を…
まず西洋医学的に痛風を考えると 尿酸を過剰に生産してしまうのと 尿酸を上手く排出できない が大きな原因だと言われています。 西洋医学的に治療でもこの二つへのアプローチをしていきます。 食事療法として尿酸の原因となるプリン体の多く含まれる食品を避…
そう言う私も食事中に舌を噛んでしまいました。 原因としましては 昨晩の大雨と雷での寝不足と考えられます。 舌を噛むのは脳の疲れ→舌を上手くコントロールできないので噛む 内頬を噛むのは胃腸の疲れ→浮腫みがあるので噛む との言葉を聞いたことがあります…
info.dual-life.site でも紹介いただいた アルツハイマー型認知症を含む認知症を 中医学で考察させていただきます。 まずこの話をしたとき脾が弱い*1 とのことでしたので脾が弱い時に起きることから起きる 認知症につながる事項を考えました。 脾が弱ると起…
原因不明の症状があると ストレス と一律に言われることが多い ただ単にストレスと言われると納得しない人も多いですが 病院からストレスからの自律神経失調症と言われると なぜだか納得する方も多いんです。 ですが自律神経失調症と言われたから何か大きく…
中医学には 痰湿と津液と言う概念があります。 どちらも体液などのことですが 津液とは機能している体液で潤いのようなもの 上手く巡らず機能していない体液を痰湿と言います。 浮腫みなどは痰湿と言えますね。 ですから痰湿はあるが津液はないといった状況…
女性は、50歳前後で生理(月経)が止まる「閉経」を迎えます。 この閉経をはさんだ前後5年の約10年間を「更年期」と呼び この時期はの不調を「更年期障害」などと呼びます。 近頃は初老の男性の不調も「更年期障害」と呼んだりすることもあるようです。 とても多…