糖尿病を中医学で考える
糖尿病は消渇(しょうかつ)として古典などにも取り上げられている疾患です
糖尿糖尿は血糖が増えてしまうために常に水分が足りないような状態になります。
ですので喉の渇きを訴えることも多くそこから来た名前だと考えられます。
まず糖質による浸透圧の異常が考えられます、こういった状態が起きると、うまく体液が巡らなくなってくるわけですから
それは巡っていない体液(痰湿)をして考えることもできます。
まず過食が問題という西洋医学的考えと合致する部分ではあると思います。
それによりインスリンの分泌などにも異常が出てくるわけですが、
ですが飲食物を取って血糖値をコントロールしている臓器ですから
東洋医学的に考えると脾のことを指していると考えられます。
血糖は脾気などとも考えられる部分であるかと思います。
また病状が進行してくると今度はインスリンが出ても筋肉などが上手くぶどう糖が取り込めなくなる
インスリン抵抗性を示します。
筋肉のコントロールなどについては肝が管轄する領域ではありますし
インスリンの過剰分泌による空腹感なども東洋医学的に考えると肝胃の不和などとして考えることもできます。
そしてさらに病状などが進むと毛細血管などの状態が悪くなったりすることにより腎機能などにも問題が出てきます。
これはもちろん西洋的に腎臓が弱るという部分もあるのですが
東洋医学で考える人も排尿に関わっていると考えますので人に影響しているのは間違いありません。
また体の実体そのものが腎として考えることも出来、高血糖が続くことによるによる細胞の劣化なども腎精をそこなっていると考えることも出来ます。
ですので病状は脾→肝→腎と進行すると考えることも出来ます。
ですが高血糖は体の体液の巡りなどにも影響しており、これに大きく関わる肺も無視することはできませんし、
また高血糖による動脈硬化なども考えていくと心の血脈の部分も捨てがたく五臓全てが関わっていると言えます。