北斗の拳に中医学⑤
北斗の拳で最も有名な特異体質の持ち主と言いますと
聖帝サウザー様だと思います。
内臓の位置が左右逆のため秘孔の場所も左右逆で
北斗神拳が効かないといったもの
では鍼灸治療を行うことが出来るか?
との疑問を持たれる方も多いのではないでしょうか
端的に言ってしまえば問題なく出来るでしょう
実は内臓の位置は非対称なのにツボの位置は左右対称なんです。
一部片側にしかないツボもあったりはしますがごく一部です
便秘に使う沢田流神門は左側だけです。
また左右対称にあっても片側だけに強く反応が出ることがあったりするので
それは治療の際のツボの反応などを見ながら対応します。
心臓の鼓動を察知して左右逆であることを感知したところだと思います。
常人の感覚では知りえないレベルですよね。
鍼灸やあん摩などの施術は日本では古くから盲人の方の職業として考えられてきたところがあり、今でも盲学校で鍼灸・あん摩の資格を取れる学校が多くあります。
盲人の鍼灸師のすごいところはとにかく指の感覚が鋭い
目が見えないことで肌の色の変化など分からないのを十分カバーしその上をレベル
もちろん個人差はありますが、
ですので盲人の先生ならもしやサウザー様の体質も言い当てるのでは?
と妄想します。
内臓の位置が非対称なのにツボや経絡の位置が対称な理由は私は人間の骨格が左右対称だからだと思っています。
これは身体の動きなどとそれぞれの内臓が連動している経絡の仕組みからすると問題がないように感じるのです。
ただ実際は利き腕、利き足などがあるため必ずしも対称でないところがあるので
左右のツボの反応が変わってくるのだと考えています。
それについては
左右の陰陽についてで書いていますので是非お読みください。
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