口の中を噛むことはありませんか?
そう言う私も食事中に舌を噛んでしまいました。
原因としましては
昨晩の大雨と雷での寝不足と考えられます。
舌を噛むのは脳の疲れ→舌を上手くコントロールできないので噛む
内頬を噛むのは胃腸の疲れ→浮腫みがあるので噛む
との言葉を聞いたことがありますが、これを中医学的に考えると
これは私が独自に作った五行図ですが
人の生理現象を脳と体に分けて考えるのに使いやすいのではと考えています。
脳の疲れとは中医学的には心・肝・腎
なのではないかと私は考えています。
あれ?どちらにも腎が入っているなと思う方もいると思います。
基本的に五臓といった考えは実在する臓器のことを指しているわけでなく
体の機能を五つに分け考える概念なのですが
機能とは陽であり
体や脳の実体(陰)については腎が一手に引き受けている部分もあるのでその部分で腎は脳・体どちらの部分も担っていると言えます。
ですので舌を噛んだことについて考えると睡眠不足で
肝血が不足して舌の細かなコントロールが出来なくなり噛んでしまったと考えることが出来ると思います。
さらに同様の状態が進むと(肝血不足→心血不足)→腎精不足*2
へと進展していくと考えられます。
心は舌に開竅すると言いまして心も舌の動きに関与していますし
噛んでもいないのに口内炎が舌に出来たりする場合は病が心まで進展していると考えられますね。
こんな場合は精神活動などにも問題が波及していることも多いでね。
さらに進むと腎精が損なわれるので健忘・老化などに
また内頬を噛むのを中医学的に考えると頬の浮腫みは胃腸機能の問題だけでなく
で書いたように脾・肺・腎の問題と考えることが出来ます。
ですので体の疲れと考えることが出来るのではないでしょうか。
さらに体の機能に脳の機能は支えられていますので
体の疲れ→脳の疲れと進展することもあります。
逆に脳が疲れると体に無茶な要求をするようになるので
脳の疲れ→身体の疲れとなることも
ですの舌と内頬どちらも噛むなんて人も多くいます。