男性不妊について
勃起障害や射精障害
のパターン
の二つに大別できます。
実はこの二つには中医学的には共通点も多く
両方に問題のある方が多くいるのも事実
一つの大きな問題は近年の晩婚化にあります
女性は7の倍数
男性は8の倍数
で年をとると言われ
5×7=35歳以上の女性の妊娠率の低下は有名で西洋医学の統計でも明白なのですが
男性の場合も5×8=40歳以上だと妊娠率や奇形児のリスクが増すのが分かって来ています。
35歳以上の女性のパートナーだと40歳以上のことも多く二重苦になることも
そんな場合特に夫婦での不妊治療への取り組みが必要な場合も多いです。
この場合は
男性不妊は精子の質の問題・勃起障害や射精障害どちらにも影響を及ぼす可能性があります。
また現代社会のストレスが大きな原因のこともあります
以前に自律神経について書いたのですが
この話が重要と考えられます。
呼吸での自律神経のコントロールも取り入れたいですね。
男性の勃起は副交感神経優位の時に起こります。
ですので日頃から強いストレスに晒されているとスムーズに副交感神経に切り替わらなくなるのです。
また一度タイミングの時に上手くいかないとそれがトラウマになりリラックスできなくなる方も多い。
特に不妊治療をされているご夫婦の場合よりタイミングにシビアになり不安感が増してしまいます。
そんな場合タイミングの前に清心開竅の漢方使ってみたり、
ご夫婦でお互いスキンシップ兼ねたツボ押しやヘッドマッサージなどはオススメです。
またそういった方の場合
副交感神経から交感神経への切り替わりも悪い方がいます。
実は副交感神経から交感神経への切り替わりの時に射精しますので
射精障害につながってしまうんです。
このタイプの場合バイアグラなどで勃起障害にアプローチしても上手く射精できない可能性もありますね。
そして日頃からのストレスは頭部に血流を優先的に回すことにつながり
下半身の血流低下になることがあります。
そうすると精子の質の低下にもつながります。
これは肝陽上亢や肝火上炎などの状態です。
など参考になるかと、
また持続的ストレスは肝血の消耗にもつながります。
このようなことから男性不妊で特に重要な臓は
肝・腎
そしてそれらに栄養を供給している脾となります。