オックー@漢方(中医学)+鍼灸

薬剤師・鍼灸師・国際中医師A級のオックーが基本、中医学について書いています。

脾虚が続くと食品アレルギーになるかも

花粉症の話でも書いたのですが

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 アレルギーの原因物質が身体の中に継続的に侵入するのが

アレルギーになる最大の要因です。

これは食品アレルギーでも同様で脾虚*1で食品や漢方薬、西洋薬などを取り続けると、アレルギーの問題にならないレベルまで分解出来ず未消化の状態で吸収してしまうことがあります。

そういった状態が長く続くとアレルギーが形成されてしまうリスクが高めます。

また疲れた時だけ食品アレルギーのような症状が出る方も普段であれば完全に消化してから吸収できるので問題が出ないが胃腸が機能していない時は未消化で吸収する率が上がるからとも考えられます。

ですので日頃から脾の機能が正常であれば食品アレルギーのリスクも低くなると言えます。

その助けに漢方・鍼灸を活用するのも有効だと言えます。

 

ですが、漢方薬などでも血や腎精を補うものは脾の負担となりやすく、

脾への負担を考慮せず漫然とそういった漢方を使い続けるとその漢方に対するアレルギーさえも引き起こすリスクがあります。

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 でも書きましたがメリハリのある治療をこころがけないと、治療どころか新たな病気を引き起こす恐れすらあると言うことです。

 

*1:胃腸機能が低下した状態