オックー@漢方(中医学)+鍼灸

薬剤師・鍼灸師・国際中医師A級のオックーが基本、中医学について書いています。

胃腸が弱いと太りやすい

皆さん胃腸が強いと太ると思っていませんか?

東洋医学では胃腸機能などのことを脾と言います。

脾が弱ると栄養を吸収することができなくなり痩せるのはわかりやすいと思うのですが、痰湿と言って体の気血としてしっかり機能していないものも、作り出してしまい太るとも考えられます。

また脾は体の代謝機能などにも大きく影響をしているので、基礎代謝の低下なども引き起こします。

ですので脾の弱い人は太っている人と痩せている人どちらのパターンもありえるのです。

脾の強い人の場合しっかりとした血肉が作られるので、筋肉などがつきやすく代謝が良くなっていくわけで引き締まった体になりやすいです。

よく言われる多くの水を飲めば健康になると言うことを実践した場合

人によっては脾が受け止められず多くの痰湿を作り太ってしまったり、

脾の機能が低下し待ってしまって痩せてしまったりすることがあります。

どちらのパターンでも体には良くないのは明白です。

もちろん水分が少なすぎると体の中での水の巡りができないので体調が悪くなることもありますので適度な水分は必要です。

尿の量などを意識し極端に多くなったら水分を減らす、少なくなったら増やす

また尿の色などが濃くなったら水分を増やす、薄くなったら水分を減らす

喉が渇いた時も一気にごくごく飲まずにしっかり噛むようにして飲んで喉の渇きが取れるようだったらその時点でやめる。

などが良いかもしれません。

また体を動かしている時は水の巡りがしっかり出来ているので多少多めに水を取っても過剰分は排出できたりするのですが、じっとしていることなどが多い時は特に水分の摂り過ぎは注意しなくてはいけない要素になります。

コロナ渦で出歩くことが減ってもいたりしますのでより注意したいものですね。

また水分をとってもそれを維持する力がなければ意味がありません、

しっかり水を含むようなスポンジのようなものを作るのには、

ミネラルやたんぱく質などをしっかりとっていくことが大切となります。

もちろんこれらも摂りすぎると胃腸の負担になっててしまったりするので胃腸と相談しながらとっていく必要はあります。

これらのものを摂りすぎたかどうかなどの判定に舌の状態や脈の状態を取り入れて行っても良いかもしれませんね。 

 

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