五行の中の陰陽について
五行の中には多くの陰陽が隠れています
まず真っ先に思いつくのが、五臓の表裏関係にある六腑ではないでしょうか
陰↔陽
肝↔胆
心↔小腸
心包↔三焦
脾↔胃
肺↔大腸
腎↔膀胱
これは
臓はものを蔵す機能がありより身体の深部なので陰
腑はものを通す機能があり身体の表面に働くので陽
といったもの
さらには五臓実体にも気血といった陰陽があります
また
また臓腑の位置関係での陰陽
陰↔陽
下にある腎↔上にある心
右にある肺↔左にある肝
もありますこの配置での位置に関しては臓腑の機能を表した配置です
実際の身体の中での位置で考えると
下にある肝↔上にある肺
となり肺・肝の陰陽関係は逆転します
陰陽は何を基準にするかで意味が変わる部分ですね
さらに
相生
相生の関係は臓の陰な側面を表しています
陰とは物を生み出す力があるものと考えるからです
コロナでマスク着用することが増えてから
— オックー@漢方(中医学)+鍼灸 #オックー中医学勉強会 (@okukatu42) 2020年11月17日
喘息が悪化する人が減ったとの話があります
喘息に大きく関わる臓腑は中医学では肺・腎
そして腎は肺の子供
マスクの肺陰を守る効果が腎にも良い効果をもたらしているとも考えられます。#中医学 #喘息 #マスク #コロナ pic.twitter.com/r0xmo13YIQ
この場合、肺の陰がマスクで守られそれにより腎の陰も充実するとの考えになります
更に腎精が充実すると肝血も充実
肝血が充実すると心血も充実
心血が充実すると脾気が充実
脾気が充実すると肺陰・肺気が充実
相剋
相剋の関係は臓の陽な側面を表しています
陽は陰をコントロールすると考えるからです
マスクのメリット書きましたがデメリットも
— オックー@漢方(中医学)+鍼灸 #オックー中医学勉強会 (@okukatu42) 2020年11月17日
新鮮な空気を取り込みにくくなるので
肺↔心 肺↔肝
相剋のお互い抑制し合う関係
の部分ではマイナスに働き
心肺機能、メンタルなどには悪影響も#中医学 #喘息 #マスク #コロナ pic.twitter.com/PvcWyrXtWe
肺の気を巡らせる機能の不調は肝の気を巡らせる機能も低下させその逆もしかり
肝の気を巡らせる機能の不調は脾の働きを低下させ
脾の働きが低下すると肝血が作り出せないので肝の機能も低下します
脾が余分な痰湿を作ると腎の機能が低下し
腎が痰湿を排出、出来ないと心が弱り
心の機能が強すぎる(高血圧など)と腎が弱ります