太陰肺経の流注について
太陰肺経は中焦からおこり下って大腸に絡した後に再度上に上がり胃口を循り膈を通過して肺に属すると言われます。
この流れはとても面白く肺の中医学的機能に免疫機能があるのですが
現代医学的には大腸の盲腸は免疫機能に関わるリンパ組織が発達しています
さらには肺の近くには胸腺と呼ばれる組織がありここは全身の免疫が機能するように指導する部位でもあるのでこの二つの臓器が表裏関係にあると考えるのも面白いですし経絡でもつながっているのが分かるかと思います。
また流派によって考えは違いますが難経では腹診の際、右側のお腹の反応は肺の反応と考えます。
右側のお腹考えると
盲腸があり、西洋医学での小腸のパイエル板(集合リンパ小節)は回腸の後半である
大腸に近い部分に多く、これらはリンパの免疫機能と密接なことからも右側のお腹の反応が肺と関係していると考えられるのかも知れない
大腸から上昇した経絡はその後、喉に至り横に移動して中府から体表に出てきます
ここに書いているように太陰脾経は逆に中府から体の中に入るんです
中府から親指の少商に至ります
また分支は列缺から別れ第2指の商陽で陽明大腸経と交わります
陽明大腸経は再び喉に向かいます。
列缺は折り返し点とも言え頭項は列缺に尋ねると言われるのもそのためかも知れません。
また列缺は任脈に通じていると言われるのでそのための部分もあると思われます。
なるほど・・勉強になりました!喉はこれだと表現できないので、特に他に利用する動画でもないのでこれで完成にします pic.twitter.com/jxWaxGqYgb
— とも🏺鍼灸あまし学生ブロガー (@tmotsubo) November 30, 2020