オックー中医学勉強会(フォロワー1600名記念)
問診をする時まず
一番つらいことを聞きます。
この方の場合
だるさ、体力のなさ、不眠
そこから考えられる体質をまずイメージしますが出来る限り
虚実どちらのパターンも捨てずに考えるのが大切
八綱弁証(陰陽・虚実・寒熱・表裏)
気血津液弁証
で全体像を把握します
だるさ、体力のなさ
不眠
六君子湯*1、補中益気湯*2、加味帰脾湯*3柴胡桂枝湯*4炙甘草湯*5天王補心丹*6四物湯*7、加味逍遥散*8杞菊地黄丸*9、六味丸*10、八仙宝寿丸*11、知柏地黄丸*12、柴胡清肝湯*13、苓桂朮甘湯*14、消風散*15、人参湯*16、白虎加人参湯*17抑肝散加陳皮半夏*18・甘草瀉心湯*19苓甘姜味辛夏仁湯*20
平肝熄風
風池・内関・太衝・合谷(瀉法)
三陰交・大谿(補法)
- 風池は手足の少陽と陽維脈の会「輸」穴の太衝と組み合わせる
- 内関は心包ので絡穴で絡脈が三焦に別走するので調気開鬱と降逆安神を行うことができ血圧に対して両行性の調整作用を持っている。太衝・三陰交の組み合わせは平肝熄風の力をさらに強めることができる
- 陽明大腸経の原穴で頭部顔面の風熱を清すのに適する
- 四関を頻繁に瀉すと瀉熱潜陽・平肝熄風の効果がある
- 大谿は腎経の輸穴、三陰交は肝・脾・腎の会なので腎水を補い柔肝をはかることが出来る。
滋腎平肝
風池・太衝(瀉法)
腎兪・大谿・三陰交(補法)
- 腎兪・大谿・三陰交は腎陰を壮んにして肝陽を制する
益気健脾
脾兪・気海・中脘・足三里・陰陵泉(補法お灸も)
- 脾兪・気海の組み合わせで健脾益気に働く
- 中脘・足三里調運昇降と扶土和中に働く
- 脾の合穴である陰陵泉を組み合わせると運脾利湿をはかり肢体の浮腫にも有効
※中医針灸学の治法と処方(弁証と論治をつなぐ)東洋学術出版より抜粋
プラスで考慮したいツボ
百会
- 益気昇提をする