オックー@漢方(中医学)+鍼灸

薬剤師・鍼灸師・国際中医師A級のオックーが基本、中医学について書いています。

中医学で感染症対策を考える

これを軸に感染症対策について考えると巷で言われている対策がスーと理解出来ると思うのです。

その1

換気を徹底する→邪を減らす

換気をし過ぎ身体を冷やす→正を保てない

これでは本末転倒です。

なので換気をする場合は服装などで冷やさない工夫も必要となります。

その2

マスクをする→邪が入るのを減らす

マスクにより喉の乾燥が減る→正が整う

人がいないところなどではマスクを外し深呼吸→ストレスや心肺機能低下を防ぐことで正が整う

これにより常にマスクを付けないといけないと言う意味の無い精神論

みたいなのもおかしい事が分かりますよね、メリハリつけましょう!

その3

こういったニュースがあると猫も杓子もお茶を大量に飲んだりしそうですが

中医学的に考えると大量の飲水は尿が多くなるので身体が冷える

身体が冷えると衛気と言う身体のバリア機能が低下

緑茶は涼性

紅茶は温性

なので紅茶の方が身体は冷やしにくい

そうすると喉を潤す程度の温かい紅茶を人の多いところから戻ったりしたらちびちび飲むのが理想だと考えられます。

 

紅茶をちびちび飲む→喉のウイルスを流し胃酸で処理(邪を減らす)

水分の取りすぎで身体を冷やさないよう気をつける(正を減らさないようにする)

とバランスのよいケアをとなるわけです。