あおり運転を中医学で考える
何かと話題となる煽り運転ですが
普段はおとなしいのに運転中だけは興奮しやすくなり
いつもと人が違う人も多くいると言います。
これを中医学で考えるとどうなるのでしょうか?
車の運転中は普段より大量の情報が流れ込んできてそれを処理する必要に迫られています。
人間は大量の情報を処理するのに脳がフル回転すると疲れてしまいます。
脳に余裕のある方(肝腎の潤いが充実している)は必要な情報と切り捨てる情報を上手く取捨選択出来るのですが、余裕のない方はそれが出来ないので余計に疲れてしまい
オーバーヒートしてしまいがちです。
そうすると外に発散するにより落ち着こうとするのが人間の本能なのです。
また急激に暖かくなった時などは必要な血液が急に増えるので
肝血不足の状態になりイライラしやすくなったり
ボーとするのでそこにも注意が必要です。
また車を運転していると身体を動かすことも出来ませんので
それによる気の巡りのケアができないのも問題です。
これは中医学では肺と肝の関係で
身体の動きでの気の巡りは肺の動き
脳の司令で身体を動かす気の巡りは肝の働き
と考えます。
これらのことから運転中にこのような行動をしないコツは
しっかり睡眠を取っておくそれにより肝腎の潤いが充実します
また長時間の運転は大量の情報により肝血を消耗するので運転時間は短めにするのも大切。
サービスエリアなどでは深呼吸をしたりしてしっかり身体を動かす
肺の機能がしっかり肝をコントロール出来るようになります。
また運転中にミントガムを噛むなどもオススメ
薄荷が脳をクールダウンしてくれさらに噛むことで脳血流が良くなるので
中医学で言う平肝といった効果が期待できます。
以前にあおり運転について中医学的に考察したがこれを読んで
— オックー@漢方(中医学)+鍼灸 #オックー中医学勉強会 (@okukatu42) November 7, 2020
自分にない大きな力を手に入れることによる慢心もあるなと思いましたhttps://t.co/BbUbqYnoYv https://t.co/DLXMj9sYEH
また人間がどんなに努力しても手に入れることの出来ないスピードなど手に入れる喜び
により心が緩んでハイテンションになっている可能性も考えられます。