肝は剛臓・肺は嬌臓
東洋医学では
肝は剛臓・肺は嬌臓
と言います。
西洋医学的に
肝臓は沈黙の臓器と言われ病状がかなり進行するまで症状が現れないと言われます
肺は呼吸にかかわり外部からのウイルスなどの影響を受けやすくまず初めに咳などの症状を表します。
東洋医学をあまり深く考えず
肝は剛臓・肺は嬌臓
西洋医学に当てはめてしまうってもそのまま説明がついてしまう感じなのです。
ですが実際は少し東洋と西洋では意味合いが変わってきます。
東洋医学で言う肝とは西洋医学でいう肝臓の機能の部分も少しは含んでいますが、その多くは脳の働きである部分が大きく精神的な部分への関わりが大きくストレスなどの影響を受けやすい
また本能的に脳の機能を維持するために働く部分も大きい、人間が生きていく上で最も大切なものは脳ですからそれを守るために色々な事をします。
それにより、必要以上に肝が暴走したりすることはよくあること、最終的に守られる場所であるべきですからもちろん弱りにくい
東洋医学で考える肺は呼吸を司っているのももちろんですが、発汗の調整や体の全体の気を巡らせること、免疫機能なのでも関わっています。
外から入ってきたものと最初に戦うのは免疫ですから一番最初にやられるのは当然です。
言い換えれば肝は司令部(でも司令官も疲れることがあるそれが肝気虚)
肺は実行部隊といったイメージですね。
いくら良い司令部でも実行部隊が伴っていなければ機能しませんし、その逆も然りです