鬼滅の刃、全集中の呼吸を考える
鬼滅の刃映画も公開されるようで何かと話題ですが
その作品の中で出てくる全集中の呼吸
東洋医学でも呼吸はとても大切なものだと考えるので
この呼吸について考察していこうかと思います。
全集中の呼吸
著しく増強させた心肺により、一度に大量の酸素を血中に取り込むことで、
瞬間的に身体能力を大幅に上昇させる特殊な呼吸法。
この部分で考えると集中力を高め戦いに備えた状態を作るわけですから
交感神経を高めるような呼吸なのかなと考察することもできます。
交感神経を高める呼吸とはピラティスなどに代表される
胸式呼吸で横隔膜を使わずに胸の動きだけで早く呼吸する方法です。
応用発展として血管の一本一本に至るまで意識をめぐらせて、
自力で止血などを行える完全身体操作としても表現されています。
止血に働くなら交感神経高めてそうでしょhttps://t.co/7GpsHOkboG
— オックー@漢方(中医学)+鍼灸 #オックー中医学勉強会 (@okukatu42) 2020年10月16日
人間が戦いなので出血した時にそれを止めるために働くのも交感神経ですから
やはり胸式呼吸なのかなと思うのですが
睡眠中を含む二十四時間つねに全集中の呼吸を維持し続ける身体活性化
という側面を見ると腹式呼吸なのかなと思う部分もあるわけです。
腹式呼吸とは、ヨガなどに代表される呼吸でお腹を使って深い呼吸をする方法で副交感神経を高めることができます。
副交感神経が高まった状態は、消化機能なども高まりより強い体を作っていくのには必要な部分になります。
こういったことを考えますと全集中の呼吸というのは
適切な呼吸のコントロールということで捉えることができるかもしれません
必要なときに必要な呼吸をしっかりできる能力ということです。
そう考えると胸式呼吸と腹式呼吸を適切に使い分けていると考えることも出来るのですが
実際のところは分かりません。
もしかしたら両方の呼吸のいいところを取り込んだ新たな呼吸法なのかもしれないからです。
また身体のコントロールする自律神経が落ち着くと脳のリラックスにもつながったりします。
そして最大のメリットはなかなか自身の意思でコントロールできない自律神経のバランスを意識してコントロール出来る唯一と言って良いかもしれない方法が呼吸のコントロールなのです。
呼吸は意識でコントロール出来ますので。
以前に交感神経と副交感神経のバランスの大切さについても書いたので
良かったら読んでやって下さい。
また呼吸法は脈拍のコントロールにもつながります
浅い早い呼吸は交感神経を高めるので
脈拍が早くなります。
深いゆっくりした呼吸だとその逆になりますね。