副交感神経優位だと健康?
よく現代人はストレスが多いので交感神経優位で不健康だと言われます。
では副交感神経優位なら健康なのかと思われる方も多いかと思います。
「深呼吸をして副交感神経を高めましょう!」
などよく聞くワードだとは思います。
これは日頃から交感神経が興奮している前提でうまく副交感神経に切り替えるために必要な行為だと考えると良いかと思います。
中医学で考えると全ては中庸がベストであり、どちらかがすごく強くなるのは良くないと考えます。
副交感神経と交感神経を陰陽で考えた場合
活動的な動きの時に強くなる交感神経は陽
そしてゆっくりしている時や寝ている時に優位になる副交感神経は陰
と考えられます。
食事をして気血を作るまさに陰な副交感神経
これにより気血のエネルギーをしっかり作ることは
陽の活動にも必要なので確かに大事だとは考えられます。
ですがこちらばかり盛んになると今度は活動的な動きが出来なくなり免疫力なども下がってしまうことがあります。
ですからむしろスムーズに交感神経と副交感神経が切り替わる状態を作ってやるほうが大切だと考えます。
例えば適度にスポーツをすることを考えていただくと分かると思うのですが、
スポーツをするときは交感神経が優位になっています。
これも健康にいいってことなので交感神経優位の方が体にいいのか?
と言えばそれも違うということです。
スポーツでの交感神経優位はスポーツをやめるとスムーズに副交感神経に切り替わっていきます。
これが大事なのです!
それに比べ現代人の交感神経の興奮の多くは身体ではなく、頭の活動パソコンや考え事などでの部分の方が大きく
これの場合ぐるぐる悪い考えなどなどが回ってしまいずっと交感神経優位になってしまうことが多いのです。
ですので身体を動かすなどやめればスムーズに副交感神経に切り替わるスポーツの方が良いのがわかるかと思います。
また呼吸法などオススメ
ティラピスのような胸式での浅く早い呼吸は交感神経を高め
ヨガのように腹式で深く長い呼吸は副交感神経を高める
なので上手く生活に合わせた呼吸をとりていててくのも良いかもしれません
テンションが上がらない時などに交感神経を高める呼吸をすると良いわけです。ただそればかりすると疲れてしまいますよね
寝る前は腹式呼吸などメリハリの利いた生活が良いですね
なので睡眠前に激しい運動はオススメできません