「脈は常に変化するものだから、脈では大極はわからぬ。」?
脈は常に変化するものだから、脈では大極はわからぬ。
— 沢田健_bot (@sawadaken_bot) December 3, 2020
ここでの大極とは陰血であったり腎精のことを指しているのだと思う
その部分では真理であると思いますが
ここで書いたようにどの部分を切り取るかで見え方が変わってくるのが東洋医学なので
どの部分を論じているのか常に意識する必要がある。
代表的な診断方法である脈診・舌診・腹診などを比較したとき
脈診>舌診>腹診
の順に感情などの変化で変わりやすいと感じる。
ですが全ての情報が変化するわけではないですし、
変化する部分を知ることによって感情に影響されやすいなどの部分を知ることはできるわけです。
陰陽両面の状態を含めて大極とするのであれば脈診も大極を知ることにはなるのです。
ここで書いたように舌や脈は上半身の情報を反映しやすいために変化しやすい
それに比べ腹診の情報の方が変化しにくいのは必然かもしれない
また話はそれるかもしれないが
に書いたように肝気がまだある状態での肝血虚の人の脈は変動しやすい
それは肝気のコントロールに必要な肝血が不足しているため少しのストレスで気が詰まりやすくなるから
だが肝気虚まで進展している場合は脈は変動できなくなる
こういった部分を読み取れるのが脈が変化しやすいのの魅了でもある。