感情で治療を考えるのは危険
私はすぐ悲しくなるから肺が弱い
私は物思いにふけりやすいので脾が弱いんですか?
なんておっしゃる方が多いのですが
感情だけで漢方を選ぶのはとても危険です
それは感情はそれまで生きてきたことにより構築されてきたメンタリティーの影響が大きいから、五志で表されている感情は最も標準的なメンタリティーでの反応だと思うので、人によっての違いが大きいと思います。
一般的には人は図星を疲れたり危機に瀕した時、防衛的感情として怒り(外へ向かう感情)を感じることが多いですが
HSPなどと呼ばれる方たちの多くは同様の状態の時
悲しいや思いに耽るなど(内向きの感情)を感じる人が多いように感じています。
ですので感情だけで選ぶとおかしなことになります。
またHSPなどの方は自身からそれをおっしゃることも少ないと感じています。
SNSなどの匿名の環境を除く
SNSが普及したことによりよりそういった人が認知されるようになったとも感じています。
私もTwitterなどでHSPについて知った部分が大きいです。
「繊細すぎて生きづらい~私はHSP漫画家~」(ぶんか社・1000円+税)の書影が届きました。Amazon様でも予約開始しているようです。
— おがたちえ@台湾好きHSP漫画家 (@ogachinpa) March 3, 2020
3月10日発売です。よろしくお願いいたします!https://t.co/7CCiydkLT7 pic.twitter.com/ukqy8lhjPL
また物質的物は観察しやすいので意識の共有がしやすく違った人間でも価値観が近いと思うのですが、思考についてはそれぞれの人がそれぞれの世界をもっているので
同じ感情を感じたとしても表現方法の違いが存在する可能性が大きいのです。
ですので治療者と患者のメンタルティーが近い場合はとてもスムーズにいくが違う場合上手くいきにくくなります。
ですので物質的に確認できることで大枠を確認した上の最終確認やさらなるトッピングとしての感情確認が良いと考えています。