奇恒の腑について
奇恒の腑とは
脳・髄・骨・脈・女子胞・胆
です
胆は五臓六腑の六腑なのでは?
と思った方は鋭いです。
胆は六腑であるだけでなく奇恒の腑でもあります。
奇恒とは通常とは違うという意味合いがあります
奇はよく奇才などと言って特別な才能がある人のことなどを刺したりする漢字ですね
恒は「つね」とも読みますから
つねではない特別なとなります。
五臓六腑の陰陽を考えるのところで書いたように
普通の腑は物を蔵する機能がないので表裏関係にある臓に依存している部分があります。
ですが胆以外の奇恒の腑は対になる臓がなくそれ自体に物を蔵しています。
ちなみに胆は胆汁を蔵していますので奇恒の腑にも含まれます。
また他の腑とは違い決断という感情にも関わっているのが大きな特徴です。
脳・髄・骨には腎精から作られ髄を蔵しています。
髄とは西洋医学で言う骨髄や脳神経、脊髄などの事です。
脈とは西洋医学でいう血管のことでありその中には血を蔵しています。
女子胞とは子宮のことで血を蔵しますが
これにこれに関しては女性の生理にものすごく大きく関わることなので別の項目でまた詳しく書かせて頂きます。