少陰腎経の流注について
少陰腎経は足の小指から始まり(小指の外側には膀胱経の至陰)
足裏の窪み湧泉に斜行しそこから内踝を周りその後、上に
また途中に三陰交で厥陰肝経・太陰脾経・少陰腎経と足を通る陰経が全て交わります。
その後尾骨の先端の長強へ至り督脈と交会し脊柱を貫いて腰に至り腎に属して膀胱に絡しますが
これは腎が髄を作るとの考えとも繋がりますね
また別枝は長強から会陰に会陰は任脈のツボであり
任脈は少陰腎経と共に生殖に大きく関わるところあり納得ですね
仙骨神経が排尿などに大きく関わっているのもこの流れが示していると考えられますね
会陰からは体表の横骨に繋がり兪府に至ります
途中、任脈の中極・関元とも交会します。
それとは別に腎から身体の内側を上昇して肝・隔膜を貫いて肺に入り喉を通り
舌の根元へ
こちらで書いたようにネバネバの唾液の分泌に関わります。
また腎は納気に関わり特に吸気に影響します
ですので腎の不調は喘息などにもつながるのですが
喘息の問題は気管の収縮と炎症これにも腎が関係しているのが分かりますね。
また肺に入ったところで一部は心に絡して厥陰心包経と交わります。