痰瘀互結(たんおごけつ)
痰瘀互結とは
痰湿が原因で瘀血が出来
瘀血が原因で痰湿が出来る
と言うこと
子宮筋腫やガンなどの原因にもなる状態
どちらからでも相互になるのであれば
痰湿であるのか?
瘀血であるのか?
など弁証する必要なくて楽だと思う方もいるかもしれません
ですが実際はどちらが先かや比率の問題により治療のさじ加減は変わるので
見極めは大切です。
また西洋的病名に引っ張られないのも大切
冠動脈疾患での胸痛がある方で中医学で弁証すると
痰湿の方に問題のある方がいます、そんなとき活血という瘀血へのアプローチより
痰湿を取り除く治療(温胆湯など)の方が効果的です。
心臓の血管の問題イコール瘀血ではないという
西洋医学の病名で弁証を考えてしまうことへのアンチテーゼになるかと書いておきました。