オックー@漢方(中医学)+鍼灸

薬剤師・鍼灸師・国際中医師A級のオックーが基本、中医学について書いています。

瘀血と血瘀の違い

血瘀は血の巡りが悪い状態

瘀血はその状態が続いたことにより出来あがった

塊のようなものであり、病理物質

瘀血が有ることによりさらに血の巡りが悪くなることもあり

どちらが先とも言い切れない部分もある

例えば大きいな怪我をして瘀血が出来るそれにより全身の血の巡りが悪くなる場合は

瘀血→血瘀との流れとなる

これは怪我に限らず大きな筋腫が出来たりした時も同様に考えられるが、この場合は筋腫が出来た原因として

血瘀があったとも考えられる。

気の巡りが悪い状態は気滞といいますが、気滞がつづいたことにより血瘀の状態になることはあるが滞気(私が勝手に命名)といった病理物質は存在しない。

気滞が気の状態なので

血瘀も血の状態と覚えると混同しにくいと思います。