猫に有害ユリ科の生薬?+自宅に麦門冬(生薬)を植える②
以前に書いた
本日の麦門冬の姿がこれ
この先が楽しみな状態ですが
本日こんな記事見かけたので書いておきます
猫にとってユリは猛毒!葉をかじった猫の姉妹が中毒死…「猫にとって700種類以上の植物が毒」専門家が警鐘
麦門冬も実はユリ科植物
他にも漢方に使われるユリ科植物は多くあります。
ただすべてのユリ科植物が猫に有害とは言えないようですが参考までに
- 辛温解表薬
葱白(そうはく)*1
- 清熱瀉火薬
知母(ちも)
- 清熱解毒薬
土茯苓(どぶくりょう)*2蚤休(そうきゅう)
- 攻下薬
芦薈(ろかい)*3
- 行気薬
薤白(がいはく)
- 清化熱痰薬
貝母(ばいも)
- 助陽薬
- 滋陰薬
天門冬(てんもんどう)麦門冬(ばくもんどう)黄精(おうせい)百合(びゃくごう)*6玉竹(ぎょくちく)
- 駆虫薬
大蒜(たいさん)*7
- 催吐薬
藜芦(りろ)
などです
漢方名だとメーカー独自の名前にしているものもあり全て網羅するのは難しいので
猫に漢方薬を使うときにこれらの生薬が入っているか確認して入っていれば避けたほうが良いかも知れませんね。
その後、獣医師のTwitterのフォロワーさんにこのような情報をいただきました。
「動物の漢方薬での事故報告は聞いたことがない」だそうです。メカニズムは解明されていませんが、生薬に加工する際や方剤として組み合わせた際に毒性が緩和されるのかも?とのことでした。
それでもユリ科中毒が心配なら、他の方剤を選ぶのも手だよ!とのことでした!
— 中獣医りなちゃん
聞いてまいりました!
— 中獣医りなちゃん (@29mgmgoic) September 3, 2020
「動物の漢方薬での事故報告は聞いたことがない」だそうです。メカニズムは解明されていませんが、生薬に加工する際や方剤として組み合わせた際に毒性が緩和されるのかも?とのことでした。
それでもユリ科中毒が心配なら、他の方剤を選ぶのも手だよ!とのことでした!
手当たり次第にユリ科の生薬を上げましたが
漢方エキス剤で百合(ユリ属)使っている漢方はないですし
生薬として人間には使いますが猫には避けるだろうし
良くエキス剤に入っている 貝母はバイモ属 麦門冬はジャノヒゲ属 なので問題がないのかもしれません。
どんなお薬でもですが副作用などのリスクと使っての効果のバランスを考える必要はあるんで獣医の先生と話し合いのうえ上手く漢方は使いたいですよね。
ちなみに食品としてはネギ類、ブドウ、アボカド、チョコレート、アルコールが良くないようですね。
ネギ類ですがニンニクは薬膳の考えで極小量加える場合もあるそうです。