オックー@漢方(中医学)+鍼灸

薬剤師・鍼灸師・国際中医師A級のオックーが基本、中医学について書いています。

あなたの不調はストレス?

原因不明の症状があると

ストレス と一律に言われることが多い

ただ単にストレスと言われると納得しない人も多いですが

病院からストレスからの自律神経失調症と言われると

なぜだか納得する方も多いんです。

ですが自律神経失調症と言われたから何か大きく治療法が変わるわけではないんのが現状

抗精神病薬やカウンセリングなどになるのだと思います。

ですが中医学では自律神経のどの部分の陰陽に問題があるか判断して細かなケアが可能です。
chinese-medicine.hateblo.jp

 漢方をオススメする際にそのバランスはとても大切で効果に大きな違いが生じます

相談者側はもちろん理解しておかないといけないすし

患者側も相談者に確認しても良いかも知れません

ストレス=気滞

としか考えず漢方や鍼灸の治療をしている場合を多く私は見てきたから、、、

少しでも良い治療を受けるためにも患者さん自体が相談者を選別する参考になればと、あえて書かせてもらいます。

 

ストレスを考える際大切なのは

  • 受け止める側が弱いのか(肝陽上亢)

   これが陰血の問題

   こちらだとストレス=気滞では対応できず

   陰血のケアも必要

 

  • 外から来たストレスが強すぎるのか(肝火上炎)

   これが陽気の問題こちらだけなら単純に

   ストレス=気滞

   でも効果が出る

 

ではご本人が感じている辛さで判別できるかと言うと無理なことが多いです

どちらの場合でもストレスを受けている本人はとっても辛いのですから

もちろん外部からのストレス量が今までより急激に明らかに増えているなら分かりますが、職場環境変わったなどなく本人の辛いとの訴えだけを鵜呑みにしてはいけないと言えます。

我々相談者が判断基準とできる部分は

陰血の問題がある場合は腎精・肝血・心血などの不足で起きる症状も起こっているかになります。

逆に陽気の問題が大きい場合は腎精・肝血・心血などの不足で起きる症状が少ないかになります。

また

外部からのストレスが多い(陽気の問題)→ストレスが陰血を消耗する→よりストレスに弱くなる

との悪循環も考えられ、複合型も多いのです。