脾の統血作用とは
脾気の作用として統血があります。
血液を外側に漏らさない作用ですが
西洋医学で固摂を考えると
血小板などの血液を固める働きと
しっかりした血管をつくる力や働きと考える事が出来ます
それらの原料を作るのが脾(胃腸機能)として考えると合点が行きます。
ですので中医学では脾不統血の場合
胃腸機能を高める漢方を使ったりしますし
帰脾湯のように胃腸機能を高めるそれにより良質な血液をつくるものを使います。
また胃腸を補うものが入っていないが血液を作る原料を入れる四物湯なども有効な事があるのもこのためと考えます。
脾の作る血の働きも気なんですよね。
西洋医学では外部から入るタンパク質などの方を着目するが
東洋医学ではそれを吸収する胃腸の機能に着目しているのが面白いところですね。
いくらタンパク質いれても吸収できないと意味ないですしね。