五液について(涙)
中医学では五液という考えがあり
肝→涙
心→汗
脾→涎(よだれ)
肺→涕(はなみず)
腎→唾(つば)
の五臓が関わっていると考えます。
まずは涙について書かせて頂きます。
肝は自律神経などに大きく影響していますので急に明るい所に行った時などの瞳孔の開きなどもコントロールしており、そこがうまくいかないと涙目などにもなりやすくなりますよね。
また肝は怒りなどの 強い感情に影響を及ぼしやすい臓腑だと考えられますので
肝極まりの涙もあるかもしれません。
(ダジャレですみません)
感極まりだろ!と言ってもらえれば嬉しいです。
また肝陰は目の潤いなどにも影響しますのでドライアイなどにも繋がります。
適切な潤いが維持できない目は涙を出すことによりそれをカバーしようとします。
有名な漢方としては杞菊地黄丸
この漢方も肝だけのケアでなく肝の母である腎にもアプローチしていますね。
母が良くなると子供も良くなるとの考え
この部分については以前に書いた五輪学説 で目の角膜が肺に関わるといったところもありますのでりますので。
ドライアイ=肝へのアプローチだけで良いとは限りません。
場合によっては肺へのアプローチが必要となりますね。
更にその肺陰を作るのは脾となります。
麦門冬湯などが有名ですね。
ここで挙げた漢方はごく一部の例であり選択にはしっかりした漢方相談をされるのをオススメします。
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